
【中古】 David Hazeltine デビッドヘイゼルタイン / Cleopatra's Dream: クレオパトラの夢 【LP】
¥9,900
状態可状態詳細ジャケット:EX-、盤:EX-、国内盤帯付、ライナーあり、背表紙色あせコメント200g重量盤/2006年/限定プレス中古商品のご購入について※中古商品の状態、仕様、内容等に関するお問い合わせはお受けできません※中古商品にはサイト上に記載がある場合でも、封入/外付け特典は付属いたしません>>その他注意事項(必ずご確認ください)出荷目安の詳細はこちら商品説明(こちらは新品の商品説明となります。
参考として下さいませ。
中古商品にはサイト上に記載がある場合でも、封入/外付け特典は付属いたしません。
)2000年を越えたあたりから、引っ張りだこ状態のヘイゼルタイン。
自己の活動のほかにも、ユニット単位のグループでの活動もアクティブだ。
本作はコンセプチュアルな作品を次々と生み出している「Venus Records」への5作目となる。
収録を見れば判るように本作は「バド・パウエル作品集」といっていい作品であり、最後の“This One For Bud”がパウエルに捧げられたヘイゼルタインのただ一曲だけのオリジナル曲だ。
これだけ評価の定まった作品を並べられて、冷静に弾き切ることはなかなか難しい。
冒頭のタイトル曲でそれははっきりと現れている。
ジャズの楽しさは、こうして演奏を聴いて、ミュージシャンの心理状態を“探ることにもある”。
必ずしもパウエリッシュとはいえないヘイゼルタインにとって、バド・パウエルは、モダンジャズ・トリオの確立者として当然通り過ぎてきたピアニストである。
しかし、彼はあえて、パウエリッシュに弾くことを避け、テンションの与え方さえ、同じになることを嫌っている。
ジャズが個性的であることを至上としている以上、今回の選択は正しかった。
ムラーツの貢献も大きい。
バビッシュになり易いこれらの楽曲にコンテンポラリーな味付けを加えてくるのがムラーツだ。
最もバピッシュなのはドラモンドになるから不思議。
バド・パウエル作品集ながらパウエリッシュにしなかったヘイゼルタインの意気に拍手を贈ろう!オリジナル曲では一転して伸び伸びしたヘイゼルタインが聴ける。
バドの呪縛から解き放たれたこの演奏がこの作品の白眉を飾る。
伸び伸びというより、心の中から湧き出るメロディが自由に雄飛している。
唸り声が聴こえる瞬間、ヘイゼルタインの笑顔が浮かんでくる。
ピアニストにとって「踏み絵」ともいえるバド作品集が、見事に個性を生かしきったままに幕を閉じる。
もちろん、ムラーツの貢献は大きい。
David Hazeltine(p) George Mraz(b) Billy Drummond(ds) : Recorded at The Studio,NYC.,on June 24 and 25,2005Engineered by Katharine MillerFront Cover Photo by (C)Jan Saudek<ジャケット写真のこと>プラハ生まれの写真家ヤン・サデクの写真は『不思議の国のアリス』に続いての登場。
ヤン・サデクの写真では、中山可穂の『猫背の王子』に使われた「The Knife」が有名だが、ここに使われた写真もどんよりとした色調の中に昔の修正写真のような女体が配置された印象的なもの。
ただし、クレオパトラとの連関は感じられない。
それにしてもヴィ−ナス・レコードらしい選択。
曲目リストDisc11.クレオパトラの夢/2.グラス・エンクロージャー/3.ウェイル/4.ダンスランド/5.゛テンパス・フィージット/6.バウンシング・ウィズ・バト/7.異教徒の踊り/8.ストリクトリー・コンフィデンシャル
参考として下さいませ。
中古商品にはサイト上に記載がある場合でも、封入/外付け特典は付属いたしません。
)2000年を越えたあたりから、引っ張りだこ状態のヘイゼルタイン。
自己の活動のほかにも、ユニット単位のグループでの活動もアクティブだ。
本作はコンセプチュアルな作品を次々と生み出している「Venus Records」への5作目となる。
収録を見れば判るように本作は「バド・パウエル作品集」といっていい作品であり、最後の“This One For Bud”がパウエルに捧げられたヘイゼルタインのただ一曲だけのオリジナル曲だ。
これだけ評価の定まった作品を並べられて、冷静に弾き切ることはなかなか難しい。
冒頭のタイトル曲でそれははっきりと現れている。
ジャズの楽しさは、こうして演奏を聴いて、ミュージシャンの心理状態を“探ることにもある”。
必ずしもパウエリッシュとはいえないヘイゼルタインにとって、バド・パウエルは、モダンジャズ・トリオの確立者として当然通り過ぎてきたピアニストである。
しかし、彼はあえて、パウエリッシュに弾くことを避け、テンションの与え方さえ、同じになることを嫌っている。
ジャズが個性的であることを至上としている以上、今回の選択は正しかった。
ムラーツの貢献も大きい。
バビッシュになり易いこれらの楽曲にコンテンポラリーな味付けを加えてくるのがムラーツだ。
最もバピッシュなのはドラモンドになるから不思議。
バド・パウエル作品集ながらパウエリッシュにしなかったヘイゼルタインの意気に拍手を贈ろう!オリジナル曲では一転して伸び伸びしたヘイゼルタインが聴ける。
バドの呪縛から解き放たれたこの演奏がこの作品の白眉を飾る。
伸び伸びというより、心の中から湧き出るメロディが自由に雄飛している。
唸り声が聴こえる瞬間、ヘイゼルタインの笑顔が浮かんでくる。
ピアニストにとって「踏み絵」ともいえるバド作品集が、見事に個性を生かしきったままに幕を閉じる。
もちろん、ムラーツの貢献は大きい。
David Hazeltine(p) George Mraz(b) Billy Drummond(ds) : Recorded at The Studio,NYC.,on June 24 and 25,2005Engineered by Katharine MillerFront Cover Photo by (C)Jan Saudek<ジャケット写真のこと>プラハ生まれの写真家ヤン・サデクの写真は『不思議の国のアリス』に続いての登場。
ヤン・サデクの写真では、中山可穂の『猫背の王子』に使われた「The Knife」が有名だが、ここに使われた写真もどんよりとした色調の中に昔の修正写真のような女体が配置された印象的なもの。
ただし、クレオパトラとの連関は感じられない。
それにしてもヴィ−ナス・レコードらしい選択。
曲目リストDisc11.クレオパトラの夢/2.グラス・エンクロージャー/3.ウェイル/4.ダンスランド/5.゛テンパス・フィージット/6.バウンシング・ウィズ・バト/7.異教徒の踊り/8.ストリクトリー・コンフィデンシャル